環境への取り組み

環境への取り組み

 地球温暖化や大気汚染の深刻化に対し、物流業界においてもその原因となっているCO2やNOx・PMの排出量の削減により環境負荷の低減を図っていくことが求められています。
 具体的な取り組みとして、これまで、倉庫業・トラック運送事業の全事業所において「グリーン経営認証」を取得し、環境負荷低減の取り組みを推進するとともに、設備面では、倉庫施設トランスの高効率省エネ型への更新や冷蔵倉庫における外断熱の全面改修等を実施、さらに大黒埠頭流通センター(横浜市)において太陽光発電設備(発電容量200kW)を設置した(平成20年度)ほか、各施設においてLED照明等の高効率照明器具や省エネ型空調設備への更新を実施するなど、積極的にCO2削減に取り組んでいます。
 当社グループは、「歓迎され、信頼される物流サービス」を提供するとともに、環境保全活動に積極的に取り組むことが、お客様の事業活動や社会に貢献するための企業の社会的責任であるとの認識に立ち、今後も、環境負荷の低減に努めてゆきます。

環境方針〈SDGsへの取り組み〉

理念

歓迎され、信頼される物流サービスを提供していく企業として、
環境問題への取り組みを経営課題と認識し、
地球環境の保全と環境負担の低減に努めます。

基本方針

  • 環境に関わる法規制等を遵守します。
  • 資源およびエネルギーの効率的利用を図り、環境に配慮した物流サービスを提供します。
  • 企業活動の全般にわたり、環境負担の低減に努めます。
  • 環境行動計画を策定し、定期的な見直しを行います。
  • 全従業員に環境方針を周知し、環境意識の向上に努めます。

2003年11月7日
ケイヒン株式会社 代表取締役社長
杉山 光延

グリーン経営認証*

 地球温暖化が深刻化している今、企業の社会的責任として、環境負荷の少ない事業運営が求められています。当社グループでは平成16年3月、トラック運送事業を行っているグループ4社においてグリーン経営認証を取得しました。取得各社では、エコドライブの推進・アイドリングストップの実践による排気ガスの削減と燃料消費率の向上、環境規制に対応したハイブリッド車両や低PM認定車の導入など、常に環境への配慮と法令を遵守した事業活動を行っています。さらに、平成19年1月には倉庫業においても同認証を取得しました。各倉庫事業所では、エネルギー効率の向上(電気および燃料使用量の削減、省エネ機器・設備の導入)、廃棄物の適正処理およびリサイクルの推進に努めています。

*グリーン経営(環境負荷の少ない事業運営)認証とは
2003年5月、国土交通省の定めた「グリーン経営推進要綱」に基づき、制定されたもので、交通エコロジー・モビリティ財団が同省の協力を得て、認証・登録を行っています。認証を取得するには、グリーン経営推進マニュアルに基づいて一定のレベル以上の取り組みを行う必要があります。

太陽光発電

大黒埠頭流通センター全景
▲ 大黒埠頭流通センター全景
太陽光システムの状況をリアルタイムで表示
▲ 太陽光システムの状況をリアルタイムで表示

 平成21年1月、当社大黒埠頭流通センターにおいて発電容量200kWの太陽光発電システムが稼動しました。 本システムは、クリーンで無尽蔵な太陽エネルギーを活用し、地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素(CO2)を排出しない発電システムであり、買電量の削減を通じて環境負荷の低減を図るものです。

 当システムは、当センターの屋上に設置し、発電容量は200kW、年間想定発電量は約20万kWhで、当センターの年間使用電力量の約10%が賄われる予定です。 また、CO2排出削減効果は年間87トン、この効果は森林面積89haと同等の役割を果たすことになります。

 発電容量200kWは物流施設において現在設置される太陽光発電の中では大規模なものであり、設置にあたり、当センター屋上の折板屋根を有効活用するとともに、海に隣接しているという施設立地の特性を鑑み、産業用重塩害タイプの太陽電池モジュールや屋外キュービクルの換気口に塩害フィルターを使用するなど、随所に塩害対策を施しております。
 屋上に設置されたパネル 当センター1階ロビーには、「42インチの液晶ディスプレイ」を設置するほか、「太陽光発電システム設置後の屋上全景写真」・「太陽電池モジュールの実物」を展示し、液晶ディスプレイには太陽光発電システムの概要を示すとともに、当日の発電量・当日までの累計発電量等のデータをリアルタイムで表示し、お客様をはじめ当センターの来客者に当社の取り組みを紹介しております。
 本プロジェクトは、平成20年度の(財)新エネルギー財団助成事業(新エネルギー技術フィー ルドテスト事業/太陽光発電新技術等フィールドテスト事業)として採択されました。